田舎の保育園は入りやすいって本当?メリット・デメリット・料金についてのリアル体験談

子どもの写真

こんにちは、柚木ゆうら(@yzk0829)です。

来年4月から保育園や幼稚園に通いたい場合、この時期は入園申し込みで忙しい期間になります。

これから子どもを保育園や幼稚園に入園させたいと思ったとき、どちらを選択すればいいのか悩む部分もありますよね。

また、保育園と幼稚園の違いや、田舎だからといって保育園に簡単に入れるのかも気になるところだと思います。

私は、東京に住んでいた頃、子どもを幼稚園に通わせていたことがありました。

今は保育園に子どもを通わせていて、来年4月から下の子が通う予定です。

そこで今回は、体験者から見た田舎の保育園のリアルな状況や、素朴な疑問について紹介していこうと思います。

これから保育園や幼稚園への入園を考えていて、どちらを選ぼうか悩んでいる場合は参考にしてもらえるとうれしいです。

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保育園と幼稚園の違いについて

まず最初に、そもそも保育園と幼稚園がどう違うのかわかりづらい部分もあると思います。

それぞれの違いについてまとめてみました。

保育園と幼稚園の違いについて
保育時間 入園金 入園条件
保育園 長い なし 両親が就労・病気・育休中などで保育の必要性がある
幼稚園 短い あり 働いてなくても3歳以上から入園できる

保育園と幼稚園、一番の違いは保育時間入園条件ではないでしょうか。

極端なことを言うと、働いていないと入れないのが保育園、働いてなくても入れるのが幼稚園になっています。

ちなみに、幼稚園の帰宅時間は15時すぎ、保育園の帰宅時間は早くて16時ごろのところが多いです。

親が働いていることが前提になっている保育園のほうが、保育時間も長くなっていますよ。

▼保育園でも、フルタイム就労(標準時間)とパートタイム就労(短時間)で預けられる時間は変わってきます。

保育時間について

こうして見ると、パートタイム就労でも幼稚園よりは長く預かってくれることがわかりますね。

幼稚園では保育時間が短いため、パートタイムでも働いている場合は保育園に入れるというケースも多いですよ。

保育料は世帯によって違うのでなんともいえませんが、入園金のある幼稚園のほうが全体的にかかる料金は高くなる印象です。

ちなみに、保育時間が長くなる保育園だとお昼寝があります。

園によっては別途、お昼寝布団を用意する必要が出てきますよ。これは保育園ならではの出費といえるかも。

幼稚園のほうが学習する時間がある・体操教室がある、という特色に関しては、最近さほど差はないように感じます。

保育園によっては学習や体操に力を入れているところもありますし、幼稚園でものびのび遊ぶことを重視しているところもありますよ。

学習面ではあまり差はないので、そこはあまり気にしなくてもいいかも。

保育園だから・幼稚園だからというくくりで考えず、園ごと方針は違うと意識しておくと選びやすいかと思います。

田舎の保育園はどんな感じなのか【体験談】

ここからは、実際に田舎の保育園に通ってみて・保活をしてみて思った感想や体験談について紹介していきますね。

0・1・2歳児の入園が厳しい

保育園の入園申し込みに行って感じたことですが、3歳以下のいわゆる未満児の入園希望者がとても多かったです。

数年前よりもグッと増えた感じ。田舎でも共働き世帯・核家族が増えているので、それに伴い保育園の需要も高いのでしょうね。

入園説明会でも「0・1・2歳児の入園希望者が非常に多いです」と園のほうから言われたほど。

未満児の入園に関しては、4月を待たずして空きがあったら入園するというケースも多いようです。

3歳以上・中途入園はやさしめ

逆に、3歳から年少クラスに入園する場合や、中途入園で年中・年長クラスから入る場合は多少余裕があります。

ただ、希望する園の未満児クラスがすでに定員に達している場合、その子たちが持ち上がりで年少になるため、年度によっては年少クラスの入園が難しいことも。

入りたい保育園が人気の園だった場合、別の保育園をすすめられてしまうことがあるかもしれません。

私が次男を保育園に預けたときは、ちょうどその年の入園希望者が多かったようで「兄弟別園になる可能性もあります」と言われたことがありました。

なんとか無事に兄弟同じ園に入れましたが、年少クラスの受け入れはあるのか・中途入園できるのかは早めに園に問い合わせたほうがいいですね。

都会の保育園ほど入園は厳しくない

田舎の保育園も年々入るのが厳しくなってきている印象はありますが、それでも都会ほどではありません。

「点数が足りないと落とされる」「兄弟別園になってしまった」「正社員なのに入れなかった」…そういう話はあまり聞きませんね。

希望する園が人気の保育園・自分は求職中・定員オーバーなど入りづらい条件が揃っていない限りは、入園できることのほうが多いと思います。

都会ほど、保活をしなきゃ絶対入れない!!という切羽詰った感じはありません。

専業主婦でも園によっては入れる

田舎の保育園というと、「専業主婦でも入れるぐらいゆるいって本当?」みたいな疑問もあるかもしれませんね。

園によっては、専業主婦でも入ることはできます。

ただ、その場合は「求職中」で入園申し込みをすることがほとんど。求職期間中に仕事が決まらないと、保育園をやめなくてはいけません。

働く意思がある専業主婦は入れるけど、働かないつもりの専業主婦はいずれ詰むといった感じですね。

保育園に入る条件は、あくまでも「保護者の就労や病気などで子どもの保育の必要性がある」かどうか。

幼稚園は面倒だから、就労証明書さえどうにかなれば入れるから、という気持ちではなかなか入園できないし続きません。

待機児童は限りなく0に近い

保育園というと、待機児童問題も気になるところですよね。

田舎の保育園では、待機児童で入園待ちという話はあまり聞きません。

第一希望の保育園に入れなくても、第二希望か第三希望、いずれかの保育園には入園できています。

まったくどこの保育園にも入れない、というケースはあまり聞きませんね。

そういった意味では、待機児童は限りなく0に近いと考えていいのではないでしょうか。

近くに保育園しかないこともある

これは田舎あるあるかもしれませんが、家の近所に保育園しかないという場合もあります。

全体的に幼稚園よりも保育園のほうが多いイメージ。

つまり、選択肢がそもそも保育園しかないというのもありえない話ではないのです。

時々、幼稚園に入園させてしまうと家から遠くなるし、小学校の学区も違うので子どもがかわいそう…という意見も聞きます。

遠い幼稚園に入園させるよりは、近い保育園に入園したほうが親も子も楽という部分はありますからね。

今後、保育園の入園がより厳しくなっていくのであれば、保育園・幼稚園どちらでも選びやすくなるように、幼稚園の増設も考えていくべき課題な気がします。

保育園のメリット・デメリットについて

実際のところ、保育園に通うのってどうなの?メリット・デメリットはあるの?という部分も気になるかと思います。

保育園に子どもを通わせていて思ったメリット・デメリットについて、いくつか紹介していきますね。

まずは、保育園のメリットについて。

  • 行事が多すぎず・少なすぎずでちょうどいい
  • ママ友付き合いがあっさりとしている
  • 役員の仕事があまりない

保育園はあくまでも両親が働いているのを大前提としているせいか、ムダな行事があまりない気がします。

入園式・運動会・発表会など大きいものはありますが、平日の行事は少なく、あっても園児と先生たちで行うので親が出て行く手間がないのがうれしいですね。

幼稚園では月一で父母会などがあって面倒でした。人付き合いがあまり得意ではない場合は、しんどいものがあるかも。

その点、保育園の保護者同士は行事や送り迎えのときぐらいしか顔を合わせないので、あっさりサッパリとした付き合いができます。

なんせみんな忙しい。立ち話とかできない。すれ違いざまに「お疲れ様でーす!」みたいな感じ。あふれ出す戦友感。でもそれが心地よい。

役員の仕事も、幼稚園ほどは多くはありません。年長クラスの役員になると、卒園式関係で少し仕事が増えるかな?ぐらい。

年少・年中クラスの役員は行事の手伝い程度なので、早めに役員をやってしまいたい場合は年長以外で立候補するのがおすすめです。

保育園のデメリットは以下の通り。

  • お昼寝をすると夜なかなか寝ない
  • 子どもが欠席すると仕事ができない

保育園の特色として、お昼寝の時間があります。

寝る子・寝ない子いるとは思いますが、お昼寝のときにぐっすり寝ちゃうと夜なかなか寝つけない…なんてことも。

幼稚園ではお昼寝はないので、夕方はなんとかもたせて夜早めに寝かしつけるという一連の流れもスムーズです。

ちなみに、保育園では入園式を終えてからすぐ通常保育になることがほとんど。

幼稚園のように慣らし保育で午前中に帰ってくる、ということはあまりありません。

だからでしょうか、入園直後は子どもも疲れやすくなっているため、体調を崩しやすいです。

体調を崩す→保育園をお休みする→仕事もお休み、と流れが入園直後は多くなる感じですね。

風邪引いて休んでいてようやく行ったと思ったら、今度は溶連菌で出席停止…なんてことも少なくありません。

子どもの体調不良で仕事を休む場合、職場との兼ね合いが大変な部分はあるかと思います。

フリーランスだとそのあたりは調整がきくのでいいのですが、仕事の責任はすべて自分にかかってくるので何ともいえません。

ただ、風邪を引きやすいのは集団生活している以上どうしても仕方ない部分があるので、これは幼稚園でも小学校でも同じだと思います。

保育園に通わせていて感じるデメリットというのは、そこまで感じませんね。

保育園へ入園するまでのスケジュールについて

入園のご案内

これから保育園に申し込もうと思っている場合、申し込みから入園まではどんなスケジュールになるのか気になりますよね。

保活をしていく上で、なんとなく先の見通しが立つと仕事や育休との調整もしやすいと思います。

今回は、4月から保育園に入園する場合を仮定して、大体のスケジュールについてまとめてみました。

  • 10月初旬 保育園の入園説明会
  • 10月中旬 保育園の入園申し込み開始
  • 11月初旬 申し込み締切
  • 2月中旬  入園の決定(保育園等利用通知書の送付)
  • 2月下旬  1日体験入園
  • 4月初旬  入園式

入園説明会は園ごとに日にちが決まっているので、日程が被ってしまうことはそうないと思います。

心配な場合は、説明会の前に保育園がどんな感じなのか見学させてもらうのもいいですね。

見学会と大々的に告知していなくても、様子を見せてもらえることはありますよ。まずは気になる保育園に連絡してみましょう。

また、園によっては在園児と一緒に遊べる園開放があるところもあります。

園開放に行くと保育園の様子がわかるだけでなく、先生と顔見知りになれたり、ママ友ができて情報交換ができたりとメリットも多いですよ。

ちなみに、入園説明会から入園申し込みまでの期間はわりと近くなっています。

大体、説明会のときに支給認定書や就労証明書など入園申し込みに必要な書類が配布されますよ。

就労証明書は会社に書いてもらう書類になっているので、もらったら早めに会社に提出し、記入してもらうことをおすすめします。

夫婦共働きの場合は、旦那さんと奥さんの就労証明書、両方が必要になりますよ。

参考

就労証明書の書き方についてノマド的節約術

保育園でかかる料金について

いざ保育園に入れるとなったとき、料金がいくらぐらいかかるのかも気になるところですよね。

保育園に入園するにあたって、認可保育園の場合は入園金がかかりません。

幼稚園は大体、入園金があるところが多いので、それと比べると保育園入園にかかる料金は安く済みますよ。

主に、以下のようなものにお金がかかります。

  • 保育料
  • 入園用品

体操着や制服、かばんなどが保育園で決まっている場合は、そういった入園用品の費用もかかってきます。
それでも幼稚園に比べると安く済みましたね。

保育園に入園すると私服で過ごすことが多くなるので、着替えなどは多めに用意したほうがいいですが、消耗品だとわりきって西松屋など安いところで買えばそこまでの金額にはなりません。

一番気になるのは保育料についてですよね。

保育料は、園児の年齢や父母に課税される市民税などを元にして決めるため、それぞれ違ってきます。

支払っている市民税が少なければ保育料も安くなりますし、市民税が多いと保育料も高くなりますよ。

月に1万円~3万円程度かかってくるのではないでしょうか。

ただ、兄弟がいる場合、第二子は保育料半額第三子以降は保育料無料となるところも多いです。

第一子には満額かかってきますが、二人目以降は保育料も安くなるので兄弟まとめて入園させてしまったほうがお得ですね。

住んでいる市町村によっても保育料の決まりは違ってくるので、料金について不安なことがある場合は市役所などの保育課(こども課)で話を聞いてみてください。

田舎だと無認可の保育園に入ることはあまりないので、都会に比べると保育料も安く済むと思いますよ。

働いた分が保育料に全部消えていく、という話はあまり聞きませんね。

田舎の保育園についてまとめ

  • 未満児クラスは定員に達しやすい
  • 中途入園の受け入れは比較的ある
  • 求職中でも入りやすい時代ではなくなってきた
  • 近くに幼稚園がないので保育園に入るという場合も多い

上の子を入園させた3年前に比べると、年々入園する条件は厳しくなってきているような気がします。

以前は農業・求職中で入れたという話もちらほら聞きましたが、今年は「求職中で申し込むと優先順位は低くなると職員さんに言われた」という話もありました。

見た感じ、年少から入れるよりも未満児から入園させて、そのまま繰り上がりになる子どもが多いようです。

つまり、未満児がすでにたくさんいると、年少クラスの定員もいっぱいになってしまう可能性が高いということ。

このあたりは園によってどう調整するのか違ってくると思うので、もし年少から入園させたい場合は園のほうに聞いてみましょう。

料金や保育時間などを除けば、保育園と幼稚園の違いはそこまでありません。

希望する園に入れるよう、早め早めに行動してみてくださいね。

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