給食のアレルギー対応はどんな感じ?説明会・面談・対応食について詳しく紹介【小学校の場合】

給食のアレルギー対応

こんにちは!柚木ゆうら(@yzk0829)です。

来年の春から次男が小学校へあがります。

乳と卵のアレルギーがあるため、小学校に入学すると給食の時間が一番心配です。

今までは園内の給食室で作ってもらったアレルギー対応食を食べていますが、今度からは給食センターで出たものを食べるようになります。

アレルギーを持つ子どもが入学するにあたって、給食ではどんなアレルギー対応を行ってくれるのかが一番気になりますよね。

また、アレルギー対応の給食を始めるまで、どんな手続きが必要なのかも気になる部分です。

今回は、長野県のアレルギー対応給食を例にして、給食を始めるまでの流れについて紹介していきますね。

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給食のアレルギー対応について

まず、給食のアレルギー対応については担当する給食センターによって対応できるもの・できないものが分かれています。

学校ごとに方針が違うというよりは、担当する給食センターの設備やスタッフ体制によって対応できる範囲が変わる感じですね。

重度のアレルギーがあって不安な場合は、学校にまず問い合わせて、給食センターに取り次いでもらうのもありです。

ちなみに、具体的には以下のようなアレルギー対応をしてくれます。(長野市の給食センターの場合)

  • 基本的にはアレルギー食品を抜いた代替食を提供、できない場合は除去食にする
  • パンやソフト麺など主食のアレルギーがある場合→主食を停止してその分の給食費を返金
  • 牛乳アレルギーの場合→牛乳を停止してカルシウム不足を補うため小魚を提供(差し引いた金額は返金)
  • アレルギー対応食の調理はアレルギー食対応の栄養士が行う
  • アレルギー対応食は専用の容器に入れて配送・受け取り
  • 学校側でも「確認票」に記入をする

調理、配送、受け取り、配膳に気を配ってくれている感じですね。

ただ、コンタミについては対応しきれないため、心配な場合は相談したほうがいいです。

コンタミネーション…原材料には使われていないものの、食品を生産するときにアレルギー物質が微量混入してしまう状態。

入学予定の小学校では、主食にアレルギーがある場合、自宅から代替食を持ってきてほしいとのことでした。

小学校で出るパンは乳入りのものがほとんどなため、乳アレルギーの次男は食べられません。

そのため、給食の献立でパンがある日は、自宅から代替となる主食を持っていく形になります。

また、牛乳も飲めないので毎日小魚が出る形になりますね。

園ではパン→米粉パン牛乳→豆乳に対応してもらっていたので、少し手間が増えるかなといった感じ。

パンは週に1、2回出るかどうかというところなのでそこまで負担ではありませんが、夏場はどうやって持っていこうかなと思う部分はありますね。

給食でアレルギー対応を行うまでの流れ

学校でアレルギー対応の給食にしてもらう場合、事前に手続きが必要です。

入学前だと、どんな流れでアレルギー対応の給食を始めればいいのかわからないので、不安に思う気持ちもありますよね。

簡単に説明すると以下のような流れになりますよ。

  1. 説明会に出席する
  2. 病院で学校生活管理指導表(診断書)を作成してもらう
  3. 食物アレルギー対応給食希望申請書を記入する
  4. 学校に診断書と申請書を提出
  5. 学校の職員・給食センターの方と面談
  6. 取り組みプランの送付
  7. アレルギー対応給食の決定のお知らせが届く
  8. アレルギー対応の給食スタート

ここからは、それぞれのポイントごとに詳しく説明していきますね。

説明会に出席する

アレルギー対応給食を始めるにあたって、まずは説明会に出席することが必須条件です。

これから小学校に入学するという場合は、入学予定の学校から説明会に関する通知がきますよ。

時期としては大体11月ごろに説明会が行われます。

説明される内容はおおまかに以下の通り。

  • アレルギー対応給食の取り扱いについて
  • アレルギー対応給食希望者の申請書や学校生活管理指導表(診断書)の書き方・出し方
  • 面談について
  • 停止申請書について

このほか、質問タイムもありました。

給食センターの方が集まる場でもあるので、気になること・心配なことがあればどんどん聞きましょう。

ちなみに、説明会にどうしても出れない場合は、後日給食センターで説明を受ける形になります。

以下の場合は、給食のアレルギー対応ができないので気をつけてくださいね。

  • 説明会に欠席もしくは給食センターでの説明を受けていない
  • 必要書類を提出していない

病院で学校生活管理指導表(診断書)を作成してもらう

説明会を終えてから、病院で学校生活管理指導表(診断書)を出してもらう必要があります。

大体、アレルギー検査→検査結果と学校生活管理指導表(診断書)の記入という形になるので、病院へは2回行く形になりますね。

ただ、検査結果と診断書を受け取るときは大人だけでも大丈夫なことがほとんどです。

アレルギー検査をする場合は、アレルギーがある子どもと一緒に受診する必要がありますよ。

検査結果が出るまで1週間ほどかかるので、説明会に出たら早めに受診したほうがいいですね。

アレルギー検査の結果を元に、病院側で給食で除去したほうがいい食品を書類に記入してもらいます。

主に、記入する内容は以下の通り。

  • 食物アレルギーのあり・なし
  • アナフィラシキーのあり・なし
  • 現在、摂取制限をしている食物や診断の根拠
  • 学校生活上の留意点について(給食・運動・食品を扱う授業・宿泊などについて)

診断書の提出期限は12月上旬でした。

給食センターによって時期は違うと思いますが、目安として覚えておいてくださいね。

食物アレルギー対応給食希望申請書を記入する

除去してもらう食品が決まったら、食物アレルギー対応給食希望申請書も記入しましょう。

こちらは保護者が書く書類になります。具体的にどんなものを除去するのか、アレルギー食品などを記入していきますよ。

そのほか、以下のことも記入していきます。

  • 返金先の口座番号
  • 口座名義人の名前

返金先の口座情報は、除去食が出た場合に必要になります。

たとえば、主食のパンを除去している場合、パン代が返金される形になりますよ。

学校に診断書と申請書を提出

診断書と申請書が用意できたら、学校を通じて給食センターへと提出します。

書類をひとまとめにして、封筒に「アレルギー対応給食の書類在中」などと記載して提出するのがいいですね。

小学校に初めて入学する場合は、学校のほうへ書類を持っていきましょう。

兄弟がすでに小学校に通っているのであれば、兄弟に持たせて提出するのもありです。

学校の職員・給食センターの方と面談

必要書類を学校のほうへと提出すると、次は面談です。

この面談でアレルギー対応給食に関する具体的なプランを練っていきますよ。

面談がある1ヶ月前ぐらいに、都合のいい面談日を提出する形になります。面談日の希望についても、学校から通知がありました。

学校の職員・給食センターの方がそろういい機会なので、わからないこと・心配なことはどんどん質問して、不安が解消されるようにしておきましょう。

事前に、聞きたいことなどをメモしておくといいですね。

ちなみに、面談の対象になる条件は以下の通り。

  • 小学校新一年生の保護者
  • 新しくアレルギー食材が増えた場合
  • 在校生で面談を希望する場合
  • 中学校新一年生の保護者で学校・給食センターで面談が必要と判断した場合

基本的には、学校の職員・給食センターの職員・保護者の面談になります。

子どもは一緒に同席しなくても大丈夫です。

▼三者面談だと思っていたら、そこそこの大人に囲まれてびっくりしました…。

取り組みプランの送付

面談が終わると、学校と給食センターで取り組みプラン(案)を作成してくれます。

取り組みプラン(案)が手元に届いたら、内容を確認して以下のものを記入しましょう。

  • 保護者の名前
  • 緊急連絡先

印を押して、取り組みプランを学校へと提出します。

アレルギー対応給食の決定のお知らせが届く

3月中にアレルギー対応給食の決定のお知らせが届きますよ。

決定通知が届くと、無事にアレルギー対応給食がスタートできるようになります。

アレルギー対応の給食スタート

アレルギー対応の給食は、4月から開始になりますよ。

ちなみに、申請した年度以降もアレルギー対応給食を希望する場合は、そのつど説明会に出て必要書類を提出する必要があります。

アレルギーで給食が食べれない場合の対処法

食物アレルギーがいくつもある場合、どの程度まで対応してもらえるのかも気になるところですよね。

代替食としてできるものは代替食、それでも食べられないものは除去食になります。

コンタミなどが心配される重度のアレルギーがある場合や、過去にアナフィラキシーを引き起こしたことがある場合、対応しきれない部分もあるかもしれません。

どうしてもアレルギー対応の給食を出すのが難しいときは、自宅からお弁当を持っていく形になります。

学校や給食センターのほうで、安全が十分に確保できないと判断した場合、お弁当持参になるケースもあるということを覚えておくといいですね。

まとめ

給食のアレルギー対応についてまとめてみました。

  • 小学校・中学校の給食でもアレルギー対応は行ってくれる
  • 対応できる範囲は担当する給食センターによって違う
  • アレルギー対応の給食を始めるには申請書・診断書の提出が必須
  • 説明会への参加も必須条件
  • アレルギー対応給食の決定通知はだいたい3月ごろ

もちろん、住んでいる場所や通う学校によって対応の仕方は違うと思うので、参考程度に考えてくださいね。

どうしても少し手間がかかってしまいますが、安心して給食をスタートするためには必要なこと。

子どもが安心して学校生活を送れるよう、スムーズに手続きできるようにしておきたいですね。

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